介護支援専門員実務研修受講試験問題(テキスト掲載別) 事例問題

第24回(令和3年度) 問23
    生活保護世帯のAさん(78歳,要介護3)は,夫(84歳,要支援2)との二人暮らしである。Aさんは日常的に居宅サービスを利用しているが,夫自身は介護保険のサービスの利用を望んでいない。Aさんから電話があり,「自宅での生活が厳しくなってきたので二人で施設に入所したいのですが,福祉事務所のケースワーカーからは夫の介護度では二人一緒の入所はできないと言われてしまいました。どうしたらいいでしょうか」との相談があった。介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

第24回(令和3年度) 問24
    要介護1の認定を受けた一人暮らしのAさん(80歳,女性)から依頼を受け,アセスメントのために訪問した。Aさんの希望は,区分支給限度基準額の範囲内で,気の合う友人が利用するBデイサービスに一緒に通うこと,及び,腰や膝の痛みで掃除や買い物などが面倒になってきたのでなるべく多く訪問介護を使うことであり,アセスメントは必要ないと拒絶されてしまった。自立支援・重度化防止の観点に立った介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第24回(令和3年度) 問25
    夫(75歳)と二人暮らしのAさん(72歳,要介護4,パーキンソン病)について,最近,夫が「妻は他人が来ると具合が悪いふりをする」と話しており,夫による介護の仕方が乱暴になってきているようで心配だとの報告が訪問介護事業所からあった。この場合の介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

第23回(令和2年度) 問24
    特別養護老人ホーム入所中のAさん(98歳,女性)は,食事摂取量が激減し,全身衰弱が進行している。発語も困難で,意思疎通も難しい。嘱託医の判断では,Aさんはターミナル期の状態であるとのことであった。Aさん及びその家族の入所時の意思は,「最期まで施設で暮らしたい」とのことであった。この場合の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第23回(令和2年度) 問25
    Aさん(80歳,女性,要介護2)は,長女(51歳),長女の夫(50歳),孫(17歳,女性,高校生)と同居しており、通所介護を週3回利用している。長女及び長女の夫はフルタイムで働いており,平日は孫が介護を担っている。長女から,「最近娘の学校の成績が下がってきたが,介護が負担なのではないか」との相談を受けた。介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

第22回再試験(令和元年度) 問24
    左片麻痺のあるAさん(80歳女性,要介護2,現在介護サービスの利用なし)は,夫のBさん(85歳)と二人で暮らしている。Bさんから相談を受けた民生委員が,遠方に住んでいる長女に,「Bさんが,最近,入浴させるのがつらくなったと言っている」と連絡した。そこで,長女は,実家の近くの居宅介護支援事業所に介護支援専門員の訪問を依頼した。この時点での介護支援専門員の対応について,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第22回再試験(令和元年度) 問25
    会社員の長女と2人で暮らしているAさん (80歳,女性) は,最近,買物に出て家に帰れなくなることがあり,アルツハイマー型認知症と診断された。要介護1の認定を受けた数日後,親子で居宅介護支援事業所を訪れ,介護支援専門員に相談した。このときの介護支援専門員の対応について,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第22回(令和元年度) 問24
    Aさん (78歳,男性) は,2年前に妻を病気で亡くし,一人暮らしをしていた。その後,Aさんは脳卒中で入院し,右半身に麻痺がある状態で退院するに当たり,要介護2の認定を受けた。本人の意向では,自宅で暮らし,訪問介護は利用したいが,通所のサービスは利用したくないとのことだった。その理由は,知り合いに今の姿を見られたくないことに加えて,妻を亡くした悲しみから同年代の夫婦を見るとつらくなるということだった。その時点における介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第22回(令和元年度) 問25
    Bさん (75歳,女性) は,夫と二人で暮らしている。Bさんは,高血圧及び糖尿病のため,近所の診療所に定期的に通院している。最近,Bさんは,認知症により,昼夜逆転の生活になり,夜中に外に出て自宅に戻れなくなることもある。夫としては,介護の負担が増しているが,できる限り在宅生活を継続したいと思っている。要介護認定の結果,要介護2の認定を受けた。介護支援専門員の当面の対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

第21回(平成30年度) 問24
    Aさん(85歳,女性)は,大腿骨頸部骨折の手術を受け,近々退院予定である。自力での排泄や移動にはやや困難が伴い,要介護2の認定を受けた。本人も,同居している息子夫婦も,在宅生活を望んでいる。息子夫婦は,お互いに協力して自宅で介護を行うつもりである。介護保険のサービス利用について相談があったが,介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第21回(平成30年度) 問25
    Aさん (80歳,女性,変形性膝関節症,要介護1) は,週2回介護保険の訪問介護で買物と掃除を利用し,一人暮らしをしていたが,息子が来月から同居することになった。Aさんは,「息子は精神的に弱い面があり,仕事をしながら私の世話をするのは無理だ。」と言って,現在利用している訪問介護の継続を希望している。介護支援専門員の当面の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

第20回(平成29年度) 問25
    飼い犬の世話ができなくなった一人暮らしの利用者から,保険給付として飼い犬の世話をしてもらえないかと訪問介護員に相談があった。その報告を受けた訪問介護事業所は,利用者にとって必要なサービスなので実施したいと介護支援専門員に相談した。介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。3つ選べ。

第19回(平成28年度) 問25
    大地震があり,自分が担当する認知症の利用者及びその家族と避難所で面接した。利用者は興奮気味であり,歩き回ったり,大声を出したりして,他の避難者から迷惑がられているように見えた。介護支援専門員の対応として,より適切なものはどれか。2つ選べ。

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